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平田恵子の  ABC南風Vol. 13 Minta bon. (ミンタ ボン＝お勘定をお願いします） |
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今年、お気に入りの店のサテの串は、なんとレモングラスの茎になっていた。どおりで爽やかな香りが鼻をくすぐっていたはずだ。肉、野菜、豆料理、揚げ物、頼んだナシチャンプールはインドネシア幕の内弁当風。どのおかずの味も歯ごたえも全く違うので、食欲がつい加速してしまう。「とどめに、デザートいこか？」と友人に笑いかければ、「もう食べ過ぎ。太るよ。Minta
bon. しない？ 」といましめられた。 ｍintaは「〜をください」｢〜をちょうだい」の意味で、レストランで大活躍してくれる。まず、”Minta bir.（ビールください）” から始まり、おつまみに”Minta kerupuk.（えびせんちょうだい）”、メインディッシュに ”Minta nasi campur. (ナシチャンプールちょうだい）”、 締めは ”Minta bon.（お勘定書をください→お勘定をお願いします）” となり、勘定書がテーブルに届く。が、ここでちょっと、注意した方がいいことがある。 |
●店頭の看板にメニュー20%OFFとあっても、勘定書には元の値段で計算してある。
●勘定書の値段が、メニューより微妙に気にならない程度高くなっている。
●意図的計算まちがいで、少し高くなっている。
●サービス、TAXの%の数字が、書き換えられている。
●わざとつけ忘れのある勘定書を出して、客が支払いをすませた後に「つけ忘れがありました。すみません」と言って、その料金をもらい、これは帳簿にないので、BOSSには内緒で従業員のポケットマネーになる。
●他、ちょっと気をつければすぐわかるごまかしいろいろ。
気分よく食事して、チップでもあげようかというときに、これが発覚すると、ほんとにガックリ。とくにNO MADは、雰囲気もよくおいしいので、毎年行くのだが、毎年手口を変えていて、ここまで観光客を手だまに取るかと毎年感心している。狙った客には、とくに愛想がいいようにも思える（地元の可愛い子ちゃんに騙されると、とくに悲しいものがある）。
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