CHIKOの写真deインドネシア

Vol. 9 CHIKOのビューティフル・デイズ(2005.01.26)

 ご無沙汰しています、橋本章子です。

 去年の年末、2005年春公開予定の話題のインドネシア映画「ビューティフル・デイズ」を、一足先にマスコミ向けの試写会で見て来ました。250万人以上の観客動員を記録し、インドネシア映画興行史上最大のヒット作となった、話題の映画です。


映画『ビューティフル・デイズ』より
主人公チンタとその仲間たち。
 「ヒャ〜懐かしい!」私の正直な感想…。「私の高校時代そのもの!」「まさにこんな感じだったなあ」と唸りたくなるほど。 首都ジャカルタの17歳を自然に描いた青春映画なのですが、ジャカルタの高校生達が、私の卒業後10ウン年経った今もほとんど変わっていないことが嬉しかったり〜.。

 「ビューティフル・デイズ」は日本版のタイトルで、原作は「Ada apa dengan Cinta?」(チンタになにが起こったか?)。原作タイトルだと事件モノみたいな印象を与えますが、日本版だと高校生のキラキラとした青春映画〜という感じがしませんか?(え、しないって?)

 タイトルの下に「がんばれ愛」とありますが、チンタ(cinta)はインドネシア語で「愛」という意味。主人公のチンタはインドネシア版の“愛ちゃん”ってわけ。
 
 主人公のチンタは何不自由ない生活を送っている、裕福な家庭の女の子。観光でバリ島へ行っても、このような高校生の生活を垣間見ることはできませんが、私が留学していたジャカルタにはたくさんいました。高校のクラスメートには裕福な家庭の子も多く、「この時計はロスで買ったの」、「今度の休みはオーストラリアにいくつもり」、「日本のディズニーランドは面白かった」〜など、海外の話題も普通。週末はかならず5ツ星ホテルで過ごしていた友達や、家に部屋が30もあるような白亜の豪邸(私は勝手にホワイトハウスと呼んでいた)に住んでいる友達なども。インドネシアの貧富の差を感じずにはいられませんでした。

 映画を見ていて、思わず声をあげそうになったのは、バスケットの試合のシーン。
 チンタの学校の対戦相手の某国立高校が…ナント、私が通っていた学校!母校が実名で出てきて思わず「おおーーーーー」。試写室で「コレ、私の母校なんです」と叫びたかった位(笑)

 私にとってはとても耳ざわりの良い、超早口のジャカルタのスラング…見慣れたジャカルタの街並み…懐かしい女の子達の日常会話…泣いたり笑ったり、忙しかった17歳。チンタの制服姿に、同じ制服を着て毎日高校に通っていた17歳の自分を重ね合わせ…忘れていた色々な事をふと思い出し、映画が終わった後もおもわず思い出に浸ってしまいました。

映画『ビューティフル・デイズ』より(主人公のチンタ)

映画『ビューティフル・デイズ』より
(チンタが気になる陰のある男の子)
 慣れないインドネシア語での授業に悪戦苦闘の毎日、ホームシックになり下宿で1人泣いたこと、人と違う道に進むことへの不安…そしてそれを同じ立場で理解してくれる人がいないことの寂しさ…、私の“17歳”は皆のものよりも、ちょっとばかり(すごく?)変わっていたかもしれませんが、「インドネシアで過ごして本当に良かった」と今の私は思います。

 
当時、政府高官の娘で親友だったLia, バスケが得意だったShanti, オーストラリアの大学留学中にクラスメートの日本男性と結婚したMaya, 華奢でとても可愛かったMeti…みんな、元気にしてるかな?

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      『ビューティフル・デイズ』は近日公開予定!
     オフィシャルサイトはこちら>>>
http://www.beautifuldays.jp/

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