KEIKOのとにかくインドネシア!
         Pokoknya Indonesia!

     Vol. 5 日本のキャラクター、インドネシアへ出稼ぎするの巻
          ★ドラマ編






 こんにちは。INJインドネシア語講師KEIKOです。12月に入ってから急に寒さが身にしみるようになりました。冬がとっても苦手な私にとって辛い季節の始まりです。寒い〜o(ToT)o 。この程度で音を上げていたら冬は越せないですね。冬眠したいKEIKOですヽ(°◇° )ノヽ( °◇°)ノ。

 そうそう。「KEIKO先生のコラムってなぜか文字化けが多いですよねぇ。何でですかねぇ。」というお話がちらほら(笑)。えっと、文字化けじゃなくてですね。(^o^)とかヽ(゜ロ゜;)ノとかo(ToT)oはその時のKEIKOの気持ちをよりリアルに感じていただくために書いている絵文字なんですぅ(≧ε≦)ノ 。そうやって見ていただくと何となくそう見えてきませんか?(^。-)-☆

 と、素朴な疑問を抱きつつ読んでくださっていたみなさまにすっきり(^o^)していただいたところで、今度こそ前回の宣言どおりインドネシアで活躍している日本のドラマについてご紹介しますね(*^-゚)vィェィ♪。


 一昔前まではインドネシアで「日本」といえば「ドラえもん」か「おしん」。私がインドネシアにいた頃も最初のうちは「日本?知ってる知ってる。おしんでしょ?」とよく言われました。「あのおしんの子役の子はもう大人になってるんだよ」と話すととてもビックリしていたことをよく覚えています(笑)。それが2000年あたりから比較的新しい日本のドラマのインドネシア語吹き替え版が続々と放送され始め、「東京ラブ・ストーリー」「ロング・バケーション」「ビーチボーイズ」「ラブジェネレーション」「神様もう少しだけ」「GTO」などなど、かなりの数のドラマが放映され大ヒットしました。

   日本生まれのインドネシア育ち(?)のドラマを観ていると、アレ?と思う場面がしばしばあります。前回の漫画編でもお話しましたが、インドネシアではメディアによる性的描写について厳しく規制されています。それはドラマも同じこと。日本版のオリジナルを知っている人が観ると、「アレ?ここで二人は熱烈にキスするはずなのにっ!( ̄〜 ̄;)??」と物足りなく感じることもしばしば。カットされすぎて一時間ドラマが40分になってしまったり、話のつじつまが合わなくなっちゃうこともあります。印象に残っているのは「GTO」。

 いわゆる元ヤンキーの鬼塚先生(男性)と、様々な悩みを抱え、ココロがゆがんでしまっている高校生とのふれあいを描いた人気漫画の実写版で、ストーリーの最初のうちは生徒たちがさまざまな方法で鬼塚先生に嫌がらせをします。 その一つに、どこかの雑誌から持ってきたと思われる縛られた男性の裸の後ろ姿(いわゆるSMプレイ?)を編集し、鬼塚先生の顔に貼り替えて、学校の掲示板に貼りだすという嫌がらせのシーンがありました。オリジナルでは、男性教師が密かに憧れている女性教師に「最低っ!o(`0´)=0★()゜O゜)」とビンタされ、「これは俺じゃないんだよぉぉぉL(>0<)」!」と必死で言い訳。

主人公にSMプレイの趣味があると勘違いしたマドンナ教師がビンタ。「俺の写真じゃない」と必死に言い訳しますが、聞き入れてもらえません。

 その彼の後ろで生徒たちがニヤリという展開なのですが、インドネシア語版では女性教師に「最低!」と言わせたその写真も顔から上のアップに修正されているため、どうして「最低っ!」と言われてビンタされているのかわかりません。お国柄仕方がないのですが、オリジナルを知っているだけにこのシーンの面白さが伝わらない歯がゆさを感じました(≧ε≦) 。


 オリジナルのまま楽しんでもらえないのは少々寂しい気もしますが、それでも日本のドラマがインドネシアで愛されているのはうれしいことですね(^―^)y。

ちょっと恥ずかしくて描けませんでした(笑)。まぁこんな感じでおしり丸出しで縛られている写真が首から上のアップに修正されています。これじゃ、どうしてビンタされているのかわからないですよねー。

 そういえば、4年ほど前インドネシアでも冬ソナ(韓国ドラマ冬のソナタ)ブームがありました。日本ではまだヨンさまのヨの字もないころではないでしょうか。Winter Sonataというタイトルでインドネシア語版が放映されていました。そうそう。大人気といえば台湾ドラマの「流星花園(Meteor Garden)」。「KEIKO〜。Meteor Gardenおもしろいよねー(^o^)」「え?私知らな〜い(δ_δ?)」「そんなわけないよー。(`ε´) 原作は日本の漫画ですごくヒットしたはずだよ。知らないわけないよー。」Meteor Garden・・・。聞いたこともない・・・(×ロ×;)。と苦悩の表情を浮かべている私に日本語学科の友人が助け船。「日本では『花より男子』ってタイトルのはずだよ(^。-)-☆」。おぉ、それなら聞いたことがある。(読んだことないけど(´〜`ヾ) 。KEIKOは少年漫画専門なんで(笑))。台湾で日本の漫画がドラマ化されていることを初めて知った瞬間でした。

 
当時はこんな感じの四人組で、金八先生を思
わせる長髪のカレが印象的でした。F4っていう
グループ名は「花より男子」からきてるんですね。
最近知りました(笑)(似てなくてすいませんっ(笑))

 主役を演じている「F4」という台湾人アイドルグループも大人気で、ノートなどの文房具も売り出されていました。日本の漫画が海外でドラマ化されてヒットしているのはうれしいけれど、日本のドラマより人気があるのはちょっとcemburu(やきもち)(≧ε≦)と複雑な心境だったことを思い出します(笑)。今タイムリーに日本で「花より男子」がドラマ化されていますよね。日本版もインドネシアで放映されるのかな。ちょっと観てみたいかもo(^o^o)(o^o^)o 。

 おぉ、日本の原作をドラマ化といえばインドネシアでもありました(笑)。正確に言うとそうではないんですが、「これって、アレじゃない??」と思えるほどストーリーが似通っているドラマを発見(笑)。インドネシアで主題歌も含め大ヒットした「Pelangi di matamu」。聴覚障害者の女性が主役のこのドラマ、一昔前に日本で大ヒットした酒井法子主演の「星の金貨」ととっても似ています(笑)。そして第二弾「Pelangi di matamu2」。深田恭子が援助交際でHIVに感染してしまう女子高生を演じた「神様もう少しだけ」ととっても似てます。どちらも大ヒットしているから日本のドラマのストーリーが愛されていると喜ぶべきなのかしらん?と複雑な心境のKEIKOなのでした。

 あぁ、またバラエティ編にたどりつかなかった(-。-;) と反省(笑)。2005年最後のPokoknya Indonesia。みなさんに楽しんでいただけましたことを祈りつつ・・・来年のPokoknya Indonesiaへ続く・・・・。

 今年もあとわずかですね。みなさまにとって、素晴らしい新年を迎えられますように(^。-)-☆。 Cinta & Damai (Love & Peace)!それでは、また来年お会いしましょう。(^―^)ノ“

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