KEIKOのとにかくインドネシア!
         Pokoknya Indonesia!

       Vol. 7 インドネシアへ里帰りするの巻
            ★ジャカルタ バスウェイ編






 みなさまこんにちは。INJ インドネシア語講師KEIKOです。1月中旬には東京にも雪が降りましたね。朝起きたら一面雪景色だなんて何年ぶりだろうo(^o^o)(o^o^)o と子供のようにはしゃいだKEIKOでした。インドネシア人が憧れる雪(saljuサルジュ)。できることならば本物の雪を見せてあげたいものです。

 さてさて前号「ジョグジャカルタ編」はいかがでしたか?INJに飾られているサインはご覧になりましたか?見るだけですよー。持って帰っちゃだめですよー。な〜んちゃって(笑)それでは引き続き「ジャカルタ バスウェイ編」スタート(*^-゚)vィェィ♪

   
コタ駅(Stasiun Kota)からブロックM
(Blok M)まで20の停留所に停まります。
 1年ぶりのジャカルタ♪まずびっくりしたのはタクシー料金がどどーんと値上がりしていること。L(>0<)」!1年前は郊外にある大学までタクシーで行っても50,000ルピア(620円くらい)いくかいかないかだったのに、今年はなんと70,000ルピア(850円くらい)前後\(@O@)/。石油高のあおりで燃料関係はうーんと高騰しているとは聞いていたものの、同じ距離で20,000ルピアも値上がりしているなんてビックリ。ちなみに一般的なインドネシア人にとって20,000ルピアがどれくらいの価値があるかというと、屋台でチキンラーメン(mie ayam ミーアヤム)が3、4杯食べられるお金。ランチ3、4食分といったイメージでしょうか。結構な金額です。そりゃぁもう、びっくりです(@O@)。

 そして、2つ目はうれしいびっくり。ジャカルタで暮らす外国人にとって「移動」はとても困難。交通の便が悪く、一般的な公共の交通機関であるバス、列車を使うのは至難の業です。その最も大きな理由は安全ではないこと。なんてったって運転マナーの悪いこと悪いこと。「どけどけどけ〜い(`д´#)」の世界ですもの(笑)。そもそも、きちんと停留所のあるバスは少ないし、どこから乗ってどうやって降りていいやらさっぱり(δ_δ?)。しかも扉は閉まらないから、扉から体が全部外に飛び出して、腕一本でつかまってるなんて光景も珍しくありません。これが列車でもそうだからビックリ\(@O@)/。おまけにスリの多いこと多いこと。そんな中に乗ってしまうと身の安全の保証なんてあったもんじゃない。KEIKOも一人では絶対に乗らないし、インドネシア人の友人でさえもかばんを抱きかかえるようにして乗ります。

 こんな状態ですから、リッチなインドネシア人や外国人はいつでもどこでも車で移動。道路はいつも大渋滞。そんな中、2年ほど前に救世主のように現れたのが「バスウェイ」d(-_^)。前回の里帰りの際にもこのバスはあったのですがあまり期待もしておらず(-。-;) 帰国する直前に一度乗ったきり。これが意外に快適だったので今回の旅では乗り倒してきました。(*^-゚)vィェィ♪どんなものかちょびっとご紹介しますね。
 
 バスウェイというのは専用道路を走るTRANSJAKARTA(トランスジャカルタ)のバスのこと。通常の道路の三車線のうち一番内側の一車線を区切ってバスウェイとしています。この車線はこのバスしか走らないので渋滞がないっ(=^0^=)。渋滞している隣の二車線を横目に見ながらスイスイ走るのはちょっと快感ψ(`∇´)ψ。

 しかも、このバスにはわかりやすいちゃんとした停留所があるし、道路を横断しなくてもバスに乗れる歩道橋も完備。(車優先のジャカルタで道路を横断するのは命がけ(笑))バスの中はエアコンが効いているし、イスは破れてないし、「次は○○にとまります」っていうアナウンスまであるっ。

 その上、車掌らしき人がちゃんと乗車制限してるから死ぬほど混んだりしないし、なんてったって扉が閉まるんですぅぅぅぅ♪ ヘ(^o^ヘ)(ノ^o^)ノ ♪。すばらしー。すばらしすぎる。日々発展しているインドネシアにしみじみ感激。やれば出来る子だとお母さんは信じていました、って感じ?(笑)。



 一番内側のレーンを走る赤と黄色のバス。外見もキレイです。右側に見える銀色の橋は歩道橋。停留所によっては歩道橋の床の鉄板がはがれ始めているところも・・・(゜ロ゜;)

 それでは一緒にバスに乗った気分になってみましょう(笑)。まずは銀色の歩道橋を渡ってバスウェイ乗り場へ。カーンカーンを音を立てる鉄板が何ともいえない感じ。底抜けないでね。窓口で3,500ルピア(50円くらい)を払いプラスチック製のクレジットカードのような乗車チケットをゲット。それを自動改札に通して待合所に入ります。自動改札にチケットを通し鉄の棒を押して中に入る方式なので、日本の電車の自動改札というよりディズニーランドの入り口のようなイメージですね。待合所は電車のホームのミニ版のような感じ。ただし道路に降りることができないように道路側にはガラスの扉があり、バスが到着すると自動的にその扉が開くようになっています。

   
バスが到着するとガラスの扉が自動的に開き、その後でバスの扉が開きます。一番扉側にたっている人が車掌さん。乗車制限をしたり、もっと奥へつめるよう促したりと結構働き者。男性も女性もいました。
 なかなかやるじゃないの(o ̄∀ ̄)ノ。ブロックM(Blok M)方面行き、コタ駅(Stasiun Kota)方面行きのバスが走っているので、自分の行きたい方面に進むバスに乗ります。エアコンが効いた快適な車内。"Keberhentian berikutnya Bunderan HI (次はブンデラン ハーイーに止まります)" 次の停留所を知らせる女性の声が流れます。これは日本のバスと一緒かな。でもこのバスはすべての停留所に必ず止まるので、日本のバスのようにブザーを押して降車を知らせる必要はありません。自分の降りたい停留所で降りて、乗車用自動改札の隣の降車用通路を通って歩道橋を渡り、目的地に到着〜。\(o⌒∇⌒o)/ 


    
病人けが人(orang sakit)、妊婦(orang hamil)と
老人(manula)のための優先席まであります。
 う〜ん。バスウェイったらやるじゃないの。停留所はあちこちにあるし、本数も多いので待ちぼうけがないし、とにかく予想以上のデキでした。どこまで行っても3,500ルピア。今回の旅ではこのバスウェイに期待して停留所の近くのホテルに泊まったおかげでどこにいくにもバスウェイ。あまりタクシーに乗らずにすんじゃいました。 

 たまたま乗ったタクシーの運転手さんが「あんなバスウェイなんて出来て車線が一本減っちゃったからますます渋滞しちゃってたまんないよ。あんなの全然便利じゃないっすよー。(`д´#)」とぼやいていたから、このバスウェイのせいで少なからずタクシーは影響を受けているのかなぁ。

 その影響なのか今回はやけにタクシーの客引きにあいました(笑)。道を歩いているKEIKOの横で、通るタクシーみんながみんな徐行し「乗らない?タクシー乗らない?(*σ。σ)」という顔でこちらを見ます。「乗らない乗らない(-。-)ノ“」と手を振ると「ケッ(`ε´)ノ」という顔をして通過していきます。ジャカルタの街を歩く外国人はほとんどいないので、外国人とみればタクシーを探していると思うのもわかるけれど、どうやらそれだけじゃないみたいですね。バスウェイにお客さんとられたくなかったらサービス向上に努めてねん(^。-)-☆

 日々発展しているインドネシアに希望を抱きつつ、次号ジャカルタ 新年編につづく・・・・

★注意!ジャカルタは旅行者による公共の交通機関の利用、徒歩での移動に適した街ではありません。KEIKOも時と場所を選んで、かつ十二分に注意を払った上での利用です。今回はみなさまに気分を味わっていただくために書きましたが、みなさまの安全のため絶対にお勧めしませんのでご注意ください。

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