KEIKOのとにかくインドネシア!
Pokoknya Indonesia!

Vol.22 ジャカルタ闘病記BAB2 ○○○出ません〜 ・゚・(ノД`)・゚・の巻







 
みなさまこんにちは。INJ インドネシア語講師KEIKOです(^―^)ノ“。え?まだ梅雨あけてなかったの?と驚いちゃうような暑さの中、無事梅雨明け宣言。いよいよ夏に突入ですっ(*^-゚)vィェィ♪。実はワタクシ、夏生まれのくせにあまり暑さには強くないんですよねぇ。そんなKEIKOでも夏!と聞くとなんだかわくわくするから不思議ですね。

 さてさて、前号ではジョグジャカルタでさんざんはしゃぎまくってジャカルタ入りした直後、目に見えない何者かによる体内への襲撃に、無残にもベッドに崩れ落ちるまでを告白しました。さて、その後のKEIKOの運命は!更に赤裸々告白は続きます。(いいのかKEIKO!(笑))。


 病み上がりの中、根性で行った母校
インドネシア大学。去年はなかった二つの
学部を結ぶ橋ができていました。
親友のGhitaちゃんと。



病院にかけこんだ大晦日の夜。
毎年恒例のゆく年くる年の年号をかた
どった氷の彫刻の前での記念撮影。
高熱の中、根性だけでとった写真。
今見るとだいぶやつれてますね(笑)。


 一度ベッドに横になったが最後、全く身動きできず。インドネシアに住んでいた頃でさえ、こんなに具合悪くなったことなかったよなぁ寂しく天井を見上げ、水だけで過ごした二日間。パジャマの上にTシャツとカーディガンを重ね着しても寒くてたまらないってことは高熱があると予測できるが、体温計がないのでわからない。フロントに借りに行く元気もない・・・。うーん。とにかく苦しい。ひたすら苦しい。あぁ、インドネシアを甘く見ていた・・・と深く反省しつつも後の祭り・・・。

 そんな中、大事なTim KEIKOジャカルタ支部(ジャカルタに駐在されているKEIKOクラスの卒業生のみなさん)がKEIKOのためにわざわざ集まってくださったお食事会。これを逃したら次にお会いできるのは一年後。みなさんに会いたい!何が何でも行きたい!と無理やり参加するも、大好物の飲茶を一切口にできず。みなさんのお顔が見れて気持ちは元気になったものの、体調は最悪。食事会で水分しか口に出来なかったKEIKOに、Tim KEIKOジャカルタ支部長が本当にご親切に病気セット(おでこに貼る冷却材、風邪薬、体温計、熱さましなどなど)をわざわざホテルに届けてくださったので恐る恐る熱を測ってみると、39.5度。な、なんですとぉぉぉ。KEIKOの平熱って、35.5度なんですよ〜。爬虫類並みの私が39.5度って、普通の人の40度越えですよ〜ヽ(゜ロ゜;)ノ。天城峠越えちゃいますよ。(意味不明).死ぬ、死ぬ、これは絶対死ぬ!!でも愛するインドネシアに骨をうずめるなら本望か・・・って、ちがーう!!しっかりせんかい!すでに3日間この状況が続いてるんだから、寝てるだけじゃー治らない。これはもう、積極的に治す方向で動かねば!!今日は12/31。明日は新年(tahun baru)だから病院は休み。行くなら今日しかないっ!病院に電話してみると、30分以内に来れば看てくれると。行きます!行きますとも。タクシーに飛び乗り病院へ。  ε=ε=ε=ε=ε=(o^。^)o!!
 受付をすませるとまずは検温。『あらぁ、大変ねぇ』」と心配そうに年配の看護師さん。書き込む数字を覗き込むと39.8度。ギャーヽ(゜ロ゜;)ノ。くらっときながら採血をすませ、よろよろと診察室へ。ドクターへ、かくかくしかじかで・・・・と、症状と思い当たるフシ(ジョグジャでのはしゃぎっぷりと買い食い)について話し、「ずっと高熱続いてるの。熱いの。辛いの。苦しいの。何にも食べれないの。水しか飲めないの。えーん ・゚・(ノД`)・゚・。」とぐずっている子供状態(笑)。だって、ホントに苦しかったんですもの。内診をすませた後、『じゃぁ検便してね。』とキットを渡されトボトボとトイレへ向かうも、もう3日も水分しかとってないのに水分以外出るわけないのです。30分奮闘しましたが、成果なし。
 仕方なく検査技師の男性に「○○○(自粛(笑))出ません〜」とこっそり報告。『出ないの?もうちょっとがんばってみて』「もう30分がんばったけどだめだったんですぅ」『・・・。じゃぁしょうがないね。』検査技師さんが検査室から顔を出し、看護師さんを見つけるとおもむろに『この患者さん○○○出なかったって〜』ヽ(゜ロ゜;)ノ あうっ、い、いや、その、そうなんだけどね。ちょっと声デカッ。このあたりから高熱で朦朧としているKEIKOは被害妄想の世界へ突入〜。 『A:出なかったの? ○○○出なかったって〜』 『B:○○○出なかったって〜』 『C:○○○出なかったって〜』・・・・。永遠に続くかに思われた看護師さん同士の伝言ゲーム。

 きゃー、やめて〜。これでも女の子なんですぅ。恥ずかしいんですぅぅぅ ・゚・(ノД`)・゚・。病院中の人が「この人は○○○出なかった」という目でこっち見てる気がするぅ。被害妄想大爆発。

高熱にうなされていたので、
こんな感じに見えてました(笑)


 もちろん実際はこんなものすごい伝言ゲームされたわけではなく、看護師のみなさんは優しく丁寧に接してくれました。他の患者さん達もそんな目で見てはいないのですが、病人特有のネガティブモード全開。あーん。○○○出なくてごめんなさい。生きていてごめんなさい。生まれてきてごめんなさい〜 ・゚・(ノД`)・゚・と気分はすっかり太宰治(笑)。


実際はみなさんとても優しくて
まさに白衣の天使でしたよ〜
(*^o^*)
 結局検便はできなかったのでなんの菌と同居していたのかはわからないまま、抗生物質と解熱剤をもらって、目ん玉飛び出るくらい高額な治療費を払って(日本のように保健がないから当然デス。)帰ってきました。病院で処方された解熱剤が市販の薬(日本でいうと、バファリンとかナロンエースとかそういう感じ)だったので、ホントにこれでこの高熱が下がるのぉ??と不安でしたが、飲み始めて2日目にようやく熱が下がり始め、固形物を口にできるようになりました。

 帰国日まで全快はしなかったものの、なんとか買い物(本とCDとお土産)と大学と友人宅(これがまた遠かった(笑))訪問を根性でこなし日本に帰ってきたのでした。旅程の半分をベッドで過ごした今回の帰郷。聞くも涙語るも涙(笑)。不幸中の幸いと言っては何ですが、熱が下がり始めてからはベッドで横になっている間ずっとテレビを見ていたので、流行のドラマ、歌、芸能人のゴシップなどに詳しくなりました(笑)。インドネシアのホラー映画は突っ込みどころ満載でおもしろかったのですが、インドネシア人の親友曰く、「こわくて死にそう」。日本のホラー映画はとても見せられませぬ(笑)。

 健康あっての楽しい旅。みなさまも、どうぞご注意くださいまし。今年こそは!!とリベンジを誓いつつ、次号へ続く・・・。

★おまけ★
 8月からインドネシア人の介護福祉士、看護師さんが日本へやってきます。3年間の研修後、日本の国家試験に合格すれば日本で活躍いただけるとのこと。インドネシア人の子供や老人に対する愛情は日本人の比ではありません。ぜひぜひ日本で活躍していただきたいです。生活習慣の違いなどいろいろ大変でしょうけれど、がんばってください!!


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